テザー(USDT)とは:ドル連動ステーブルコインの基本
テザー(USDT)とは、米ドルとほぼ同じ価値を保つように設計された暗号資産、いわゆるステーブルコインです。世界で最も取引量が多いステーブルコインで、取引所間の資金移動や、ドル建てでの一時的な保管などに使われています。この記事では、USDTの仕組みと1ドルを保つための準備資産、USDCとの違い、使われる場面、日本での扱い、そして発行体リスクや凍結、偽トークンといった注意点をわかりやすく解説します。
1 USDT = ? 円
157.85 円
1 米ドル = ? 円
158.00 円
2026年10月18日時点のレート。リアルタイムのレートはまもなく表示されます。
この記事は情報提供を目的としたもので、投資を勧めるものではありません。上の換算は参考レートで、実際の取引価格とは異なります。
テザー(USDT)とは
USDTはTether社が2014年から発行しているステーブルコインです。ビットコインのように価格が大きく動くのではなく、1 USDT ≒ 1米ドルを目指して運用されています。ステーブルコイン全般の考え方はステーブルコインとはで解説しています。円換算の目安は上のツールやUSDT円換算で確認できます。
1ドルを保つ仕組みと準備資産
Tether社は、発行しているUSDTと同額以上の準備資産を保有していると説明しており、その多くは米国の短期国債や現金同等物です。準備資産の内容は定期的な報告(アテステーション)で公表されていますが、これは完全な監査とは異なります。大口の利用者はTether社を通じてUSDTを発行・償還できるため、市場価格が1ドルから離れると裁定取引が働き、価格が1ドル付近に戻る仕組みです。
USDTとUSDCの違い
| 項目 | USDT | USDC |
|---|---|---|
| 発行体 | Tether社 | Circle社 |
| 規模 | ステーブルコインで最大 | 2番目の規模 |
| 準備資産の開示 | 定期的なアテステーション | 月次の報告 |
| 主なチェーン | TRON、イーサリアム、TONなど | イーサリアム、ソラナなど |
USDTは多くのチェーンで発行されており、送金時は送り手と受け手が同じネットワークを選ぶ必要があります。違いはTRC20とBEP20の違いを参考にしてください。
USDTが使われる場面
- 暗号資産取引所の間で資金を移動するとき
- 価格変動の大きい暗号資産をいったんドル建てで保有するとき
- 海外の取引相手との送金や支払い
- アプリやゲームでの小額の報酬の受け取り
日本での扱いと注意点
日本では2023年施行の改正資金決済法により、ステーブルコインは「電子決済手段」として扱われ、取り扱えるのは登録を受けた事業者に限られます。海外発行のステーブルコインを国内で扱うには条件があり、USDTを直接売買できる国内サービスは限られています。国内での扱いの詳細はUSDTを扱う国内取引所、日本円に換える方法はUSDTの換金で解説しています。
USDTのリスク:発行体・凍結・偽トークン
- 発行体リスク:準備資産やTether社の経営に問題が生じれば、1ドルを保てない可能性があります。
- 凍結:Tether社は当局の要請などで特定アドレスのUSDTを凍結できます。
- 偽トークン:同じ名前の偽トークンが出回ることがあり、コントラクトアドレスの確認が必要です。
- 為替リスク:円で生活する人にとっては、ドル円相場の変動で円換算額が変わります。
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TotalHashを開くよくある質問
テザー(USDT)とは何ですか?
米ドルとほぼ同じ価値を保つよう設計されたステーブルコインです。
USDTとUSDCの違いは?
発行体、準備資産の開示方法、主に使われるチェーンが異なります。
日本でUSDTは買えますか?
国内で直接扱うサービスは限られています。最新の取扱状況を確認してください。
USDTのリスクは?
発行体リスク、アドレスの凍結、偽トークン、為替変動などです。